教会案内
礼拝と説教を大切にする
神さまの御言葉を聞き,神さまに祈りを捧げる礼拝を大切にすることは,どの教会でも同じですが,千葉教会では聖書の御言葉に聴く姿勢を重んじ,説教を大切にしています。牧師・伝道師の語る説教は,しっかりとした言葉の力をもって,私たちの心に伝わってきます。
2013年イースター(3月31日)記念撮影
伝統あるプロテスタント教会
- プロテスタントとは?
キリスト教をカトリック,プロテスタント,東方教会に分けた場合の,プロテスタント教会に属します。
カトリック教会は,バチカンにおられるローマ教皇をトップとする組織で,西暦300年代からの古い歴史があります。
プロテスタント教会は,15~16世紀ヨーロッパの宗教改革の中で生まれた教派です。
東方教会は,古い時代にカトリック教会と分かれた教派で,ギリシャ正教,ロシア正教などの名前で呼ばれるものです。
- 千葉における最も古い教会の一つ
千葉県内へのキリスト教の宣教は,1870年代から始まり,千葉教会の最初の姿である「千葉講義所」は,1879年に始まりました。キリシタン禁制の高札が撤廃された1873年から6年後のことです。
千葉大学医学部と千葉の官庁街(千葉県庁,裁判所,検察庁など)に近いことから,これらの関係者が会員として参加していた時期がありました。現在も,医学部出身者の会員が何人か,礼拝に通っています。
- 「長老派」の伝統
日本のプロテスタント教会は,明治以来,英米を中心としてさまざまな教派から派遣された宣教師や宣教団の働きによって育てられ,それぞれの宣教母体にしたがったさまざまな教派として信仰を続けていました。千葉教会は,アメリカの北部長老派宣教団「North Presbyterian Mission」から資金援助を受けた時期があり,長老派(Presbyterian)の伝統を伝えています。
長老派は,一般信徒の中から選ばれた「長老(presbyter)」が聖職者と協力して教会の運営に関わるもので,信徒の積極的な関わりが特徴です。
- 日本キリスト教団に所属
第二次世界大戦中の1941年,挙国一致を唱える政府に促されて,わが国のプロテスタント諸教派は「日本キリスト教団」という統一的な教団を作りました。
戦後,再びこの教団から独立する教派,教会も多くありましたが,千葉教会は,現在もこの教団の中で信仰を守っています。
社会に目を向ける教会
- 病気・障がいをもつ人と共に
千葉教会には,視覚障がい者の会員が古くから何人かいて,県内の目の見えないキリスト教徒の集まりである千葉県視覚障碍者信徒会の事務局が置かれています。信徒会では,毎年5月に音楽伝道集会を,千葉教会で開催しており,どなたでも聞きに来ることができます。
また,前主任担任牧師の三吉信彦牧師は,以前からハンセン病療養施設の問題に関わっており,キリスト教の立場からハンセン病患者の福祉を考える「好善社」の働きを支えるとともに,タイ国のハンセン病患者を支える「チャンタミット社」とともにタイ国のハンセン病療養施設におけるワークキャンプを企画し,この教会からも何人かがワークに参加しています(右写真は,タイにおけるワークの一場面)。
- 政治・社会の動きを見つめる
平和を愛すること、弱い立場の人たちに寄り添うこと――これが、イエスが伝えようとした神さまの命令です。武力行使により人を殺す場面を広げること、富んでいる人と貧しい人との格差をますます広げること――これが、私たちの政府が実行していることです。私たちは、政治・社会の動きに無関心ではいられません。
国の進む道が、神さまのご意志にかなうものであるよう、祈り、また働きつづけています。
2012年10月には,福島原発事故に関する国会調査委員会の委員を務められた崎山比早子氏を講師に迎えて,低線量被曝の健康影響に関する講演会を開催しました。ご近所の方々にも聞きに来ていただき,わかりやすい話がたいへん好評でした(右写真は,そのときの一場面)。
同時に,平和,信仰の自由に向けたいろいろな活動についても,一緒に学びつつ,祈り続けています。